2012 8/10

ビハーラセミナー シリーズ「福島に学ぶ」第2回目として、下記の通り開催されました。

日時:平成24年9月6日(木)午後6時半〜8時半終了予定
会場:龍泉寺(秋田県北秋田市七日市囲ノ内20) 入場無料
講師:秋央文 師(福島県昌建寺住職 曹洞宗総合研究センター現代教学研究部門委託研究員)
演題:「Fukushimaの現況に想うこと」 〜放射線被ばくに起因する“こころ”の問題について〜

猛暑が続いた後、およそ半月ぶりの大雨の中での開催となってしまいましたが、会員や龍泉寺様のお檀家さんの他、一般の方も多数おいでになり、60名程の聴衆が集まりました。

秋老師は言葉を選びながら、福島の現状、おこっている問題について丁寧にお話されました。原発事故による被害者への差別問題、情報錯綜による被害者同士での対立、避難者の苦しみ、子を持つ親としての思い。秋田にいてはテレビを通じても伝わってきづらい福島の人々の苦しみについて、会場は皆身を乗り出して熱心に聞き入っていました。

2012 8/1

日時:
7月30日(月) 午後7:00~9:00 参加無料
会場:
ホテルゆとりあ藤里 シアタールーム (山本郡藤里町藤琴上湯ノ沢70) TEL 0185-79-1070
講師:
久間泰弘 師 (福島県伊達市 竜徳寺住職 ・全国曹洞宗青年会顧問・災害復興支援部アドバイザー)
演題:
子ども達は今~東電福島第一原発事故による福島の現況~

当会主催の「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」で福島の子ども達を引率していただいた久間泰弘師に下記の通り御講演を頂きました。

東電福島第一原発事故の事故後の経緯、福島の被災者の避難生活の現状、除染計画について詳しく説明とその問題をお話され、子ども達は今どういう状況にあるのかを語られました。「深呼吸をするのが怖い」という子どもの声、家庭、地域が崩壊していく様子に、会場では涙をこらえきれない姿も見受けられました。

福島で生きる僧侶として、一家庭人としての切実な声に、あらためてこの原発事故による福島の現状について思い知らされ、
なぜ自分がこの場にいるのか、この企画「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」に関わることになったのかを再確認させられたような思いでした。
ご来場いただいた一般町民や今回の「ぶなっこ教室」に加わったスタッフも、固唾を飲んで聞き入っておりました。

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企画趣旨:
昨年発生した東日本大震災では、多くの尊いいのちが失われ、悲嘆と絶望に打ちひしがれ ました。私共も微力ながら被災地支援(主に三陸方面)に関わってまいりましたが、被災地 の復興にはまだまだ多くの課題と困難が山積したままです。

更 には、東京電力福島原発の事故がもたらした被害と住民の苦悩は、直接間接見聞きするにつけ、心を痛めずにはいられません。放射能という“見えない敵” との闘いに疲弊し、未だ先の見えない不安を抱えて日々を過ごしている福島の人々を思うと、同じ東北に住む者として何らかの責務を感じます。

この重大な「いのち」にまつわる問題について、いっしょに考えてみませんか。当会会員はもとより、どなたでもお気軽に、ご家族・ご友人お誘い合わせのうえお越しください。

福島県より当町に滞在中の「織姫太鼓」(川俣町)・「和雅美太鼓」(二本松市)の演奏披露もあります。

当会主催の「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」でのご来秋です。

2012 8/1

この度、下記の日程で、原発事故の被害に苦しむ福島の子どもたちを招いて秋田の自然の中で思い切り遊んでもらおうと、藤里町のぶなっこ教室に於いて標記の企画が行われました。

白神山地・岳岱にてトレッキングに出発


ガイドさんのおはなしをききながら


手つかずのブナ林を歩く。清々しい空気を浴びる。


1時間半程の行程。奥に行くにつれて険しく。


近くのキャンプ場にて昼食、記念写真。


白神の清流・藤琴川にて川遊び。


「福島ではできない」とはしゃぐ子ども達


魚取りに興ずる


朝はお寺でしっかり坐禅


福島、藤里の和太鼓チームによる演奏会


素晴らしい技術と迫力で盛り上がりました。

連日の猛暑の中で少々バテ気味ながらも、白神の緑の中で、とりわけ福島の子達が歓声をあげて笑顔で遊び回る姿に、またものすごいテクニックを駆使し、魂のこもった和太鼓演奏に感動し、あるいは初対面の子同士が打ち解け、じゃれ合う姿に、私たちも心が和みました。

多くの方々にお力添えをいただき、大きな事故もなく無事この企画を終えることができましたことを深く感謝いたします。

img03a企画概要:

原発事故により、外遊びができない、夏に水遊びもできないといった不自由な生活を余儀なくされている福島の子ども達を、今年の夏休みに白神山地へ招待し、ブナ林でのトレッキングや川遊び、和太鼓体験などのプログラムを通じてリフレッシュしてもらいたいとの企画を行います。

白神山地とは…
秋田・青森両県の境に位置し、世界 有数のブナ林を擁する。独特の生態系 が護られ、様々な動植物が生息する。
平成5年、屋久島と共に日本初のユ ネスコ世界自然遺産に認定される。
多くの人々が森林浴に訪れ、太古か らの自然の息吹を感じながら癒しとリ フレッシュ効果を得ている。

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◆日時
平成24年7月29日 (日)~31日 (火)  (2泊3日)
29日 午前8:30 福島駅西口集合 (乗車地点は参加状況により適宜対応します)

日程表

◆宿泊地
白神ぶなっこ教室(秋田県山本郡藤里町藤琴字上坊中86)TEL 0185-79-3130

◆対 象
小学生

あきたスギッチファンド東日本大震災避難者支援応援ファンド助成事業
主催:ビハーラ秋田
主管/白神ぶなっこ教室
協力/秋田県曹洞宗青年会・白神ガイド協会