2012 8/1

日時:
7月30日(月) 午後7:00~9:00 参加無料
会場:
ホテルゆとりあ藤里 シアタールーム (山本郡藤里町藤琴上湯ノ沢70) TEL 0185-79-1070
講師:
久間泰弘 師 (福島県伊達市 竜徳寺住職 ・全国曹洞宗青年会顧問・災害復興支援部アドバイザー)
演題:
子ども達は今~東電福島第一原発事故による福島の現況~

当会主催の「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」で福島の子ども達を引率していただいた久間泰弘師に下記の通り御講演を頂きました。

東電福島第一原発事故の事故後の経緯、福島の被災者の避難生活の現状、除染計画について詳しく説明とその問題をお話され、子ども達は今どういう状況にあるのかを語られました。「深呼吸をするのが怖い」という子どもの声、家庭、地域が崩壊していく様子に、会場では涙をこらえきれない姿も見受けられました。

福島で生きる僧侶として、一家庭人としての切実な声に、あらためてこの原発事故による福島の現状について思い知らされ、
なぜ自分がこの場にいるのか、この企画「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」に関わることになったのかを再確認させられたような思いでした。
ご来場いただいた一般町民や今回の「ぶなっこ教室」に加わったスタッフも、固唾を飲んで聞き入っておりました。

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企画趣旨:
昨年発生した東日本大震災では、多くの尊いいのちが失われ、悲嘆と絶望に打ちひしがれ ました。私共も微力ながら被災地支援(主に三陸方面)に関わってまいりましたが、被災地 の復興にはまだまだ多くの課題と困難が山積したままです。

更 には、東京電力福島原発の事故がもたらした被害と住民の苦悩は、直接間接見聞きするにつけ、心を痛めずにはいられません。放射能という“見えない敵” との闘いに疲弊し、未だ先の見えない不安を抱えて日々を過ごしている福島の人々を思うと、同じ東北に住む者として何らかの責務を感じます。

この重大な「いのち」にまつわる問題について、いっしょに考えてみませんか。当会会員はもとより、どなたでもお気軽に、ご家族・ご友人お誘い合わせのうえお越しください。

福島県より当町に滞在中の「織姫太鼓」(川俣町)・「和雅美太鼓」(二本松市)の演奏披露もあります。

当会主催の「白神ぶなっこ教室・夏の学校 withふくしまKIDS」でのご来秋です。