ビハーラ秋田結成25周年記念フォーラム
当日は時期より早い雪の降る日となりました。
沢山の方においでいただき、おかげさまで盛会となりました!
ご参加頂いた皆さま、そしてご協力頂いた皆さまに深く感謝申し上げます。
講師:上田紀行氏
ディスカッションの様子
ロビー・書籍販売
スタッフ一同記念写真
日 時 平成29年11月19日(日)午後1時開場・2時開演
会 場 北秋田市文化会館 大ホール
入場料 1,000円(当日1,200円)※高校生以下は無料
基調講演
「今、ここに生きる仏教 ~生老病死とケアの力~」
上田 紀行 氏(東京工業大学教授、リベラルアーツ研究教育院長)
ディスカッション
パネリスト:
久間 泰弘師(福島県 龍徳寺住職、曹洞宗復興支援室分室主事、チャイルドラインふくしま事務局長兼理事)
上田 紀行 氏(基調講演講師)
佐藤 俊晃師(北秋田市 龍泉寺住職、曹洞宗総合研究センター委託研究員)
コーディネーター:
袴田 俊英・当会前代表(藤里町 月宗寺住職)
これまで当会は、仏教の立場から終末期医療や高齢者福祉、尊厳死、脳死・臓器移植、自殺、自然災害など「いのち」に関わる現実的な問題を、医療者や福祉関係者、およびそれらに関心のある一般の方々と共に考え、実践してまいりました。
昨今は「臨床宗教師」「マインドフルネス」などの語が社会的に広く注目され、仏教に対する現実的な社会の要請、期待が高まりつつあります。更には東日本大震災以降、各地の自然災害被災地にて多くの苦悩を抱えたまま、死生観や人間関係、地域のあり方など多くの価値観に影響を及ぼしながらも、未だ課題が山積しています。
当会結成25周年の節目にあたり、日常の医療・福祉、被災地支援など分野を超えた「ケア」にまつわる諸問題と宗教との接点を、いま一度、仏教の立場から広く世に問う機会とし、多くの方々と共に考えていきたいと存じます。
問合先・事務局:
大館市本宮字熊ノ下14 本宮寺内
電話 050-5275-0848
office@vihara.main.jp
ビハーラ公開講座
「1000年後の未来へ -3.11保健師たちの証言-」
上映会@能代
11月16日、標記行事が能代山本広域交流センターで行われました。(行事詳細は下記)
上映に先立ち、今年7月に大槌町で上映会を行った時の実行委員長の東梅守・大槌町議会議員さんよりご挨拶を頂きました。
映画上映の後、映画にも出演されている鈴木るり子さんの講演が行われました。震災時の保健師の活動、これからの課題についてお話され、被災地の為に今後も支援をお願いしたいとお話しされました。会場には地域の保健師の方も多く来られ、熱心に耳を傾けていました。
最後には当映画のエンディングテーマを柴田晃一さんが熱唱!大きな拍手が起こりました。
・主催:ビハーラ秋田
・後援:秋田県山本地域振興局福祉環境部、能代市、能代市教育委員
・日時:11月16日(日) 午後1:00開場・1:30開演
・会場:能代山本広域交流センター 多目的ホール
・入場料:500円(当日600円 高校生以下は無料)
・チケット取り扱い所:能代市文化会館、こども未来ねっと(佐藤)、能代市社協、夢工房 咲く・咲く、秋田県山本地域振興局福祉環境部(以上 能代市)
・内容
1,主催者あいさつ
2,来賓あいさつ
3,映画上映(約100分)
4,鈴木るり子氏 講演
終了(午後4時を予定)
これまで当会は、仏教(超宗派)の立場から終末医療や高齢者福祉、尊厳死、脳死・臓器移植、自殺、自然災害など“いのち”に関わる現実的な問題を、医療者や福祉関係者、およびそれらに関心のある一般の方々と共に考え、実践してまいりました。
また3年前に発生した東日本大震災では、多くの尊いいのちが失われ、悲嘆と絶望に打ちひしがれました。更には、東京電力福島原発の事故がもたらした被害と住民の苦悩は、直接間接見聞きするにつけ、心を痛めずにはいられません。私共も微力ながら被災地支援に関わってまいりましたが、まだまだ多くの課題と困難が山積したままです。未だ先の見えない不安を抱えて日々を過ごしている人々を思うと、同じ東北に住む者として何らかの責務を感じます。
本作品では、鈴木るり子氏(岩手看護短期大学教授・元大槌町保健師)をはじめ「保健師」の活動を通して震災当時の状況を再確認すると同時に、住民の身心の健康を守るために何が必要か、また「地域を支える」とはどういうことかを共に探る機会といたしたく存じます。
また今回は鈴木るり子氏をお招きし、保健師活動から震災を経て“地域の未来”をどのように築いていくべきかを更に詳しく伺いたいと思います。
・映画の概要
2011年秋、保健師の菊地頌子さんは東日本大震災の被災地を巡り、その当時の様子を記録する活動を進めていた。本作品に登場するのは宮城県石巻市、岩手県大槌町、そして福島第一原子力発電所の事故により、住む土地を離れなければならなかった福島の9つの市町村。
保健師という仕事を通し、彼女たちが何を感じ、どんな行動をしたのか?そして、1000年に一度というこの災害から私たちは何を学び、1000年後の未来へ何を残せるのか?各地域の保健師たちの証言から、住民の伴走者として、人を支えていく保健師たちの姿を描き出す。
また、岩手県田野畑村で原子力発電所建設の反対運動に尽力し、見事、建設計画を白紙にした保健師の岩見ヒサさんへの貴重なインタビューも行われており、反原発の風が起きている今に一石を投じる内容となっている。(同映画公式サイトより)
企画・製作 都鳥伸也|都鳥拓也 監督|都鳥伸也 撮影 都鳥拓也
製作・配給 有限会社ロングラン 映像メディア事業部 2014年
映画公式サイト http://311hokenshi.main.jp/
あいにくの雨の中でしたが、沢山のご来場、誠に有り難うございました。おかげさまで無事終了いたしました。当日の様子をご覧下さい。
能代市文化会館大ホールにて
新川代表挨拶にて開会
ディスカッション ビハーラ20年のあゆみを語る
先生方のこれまでの活動と、ビハーラへの熱い想い
玄侑宗久師による講演
親しみ易い語り口で復興への想い、その後の東北で生きる我々の在り方とは
今回の収益および当日会場での募金箱に寄せられた皆様の浄財として十万円余を、「たまきはる福島基金」(玄侑宗久理事長)にお送りさせていただきます。
開催概要
ビハーラ秋田は、仏教(超宗派)の立場から終末医療や高齢者福祉、尊厳死、脳死・臓器移植、自殺、自然災害など“いのち”に関わる現実的な問題を、医療者や福祉関係者、およびそれらに関心のある一般の方々と共に考え、実践してまいりました。
昨年発生した東日本大震災では、多くの尊いいのちが失われ、悲嘆と絶望に打ちひしがれました。
私共も微力ながら被災地支援(主に三陸方面)に関わってまいりましたが、被災地の復興にはまだまだ多くの課題と困難が山積したままです。
更には、東京電力福島原発の事故がもたらした被害と住民の苦悩は、直接間接見聞きするにつけ、心を痛めずにはいられません。放射能という“見えない敵”との闘いに疲弊し、未だ先の見えない不安を抱えて日々を過ごしている福島の人々を思うと、同じ東北に住む者としての何らかの責務を感じます。
当会結成20周年の節目にあたり、これまでの医療・福祉にまつわる諸問題と「震災」「原発」が私達に突きつけた教訓を、“いのち”と私達がいかに向き合うかという共通の問題意識としてとらえ、この東北の地でいかに生きていくかを多くの方々と共に考えていきたいと存じます。
講師:玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)師 プロフィール
ホームページ
1956年、福島県三春町生まれ。安積高校卒業後、慶応義塾大学中国文学科卒。
さまざまな仕事を経験したあと、京都天龍寺専門道場に入門。
2001年「文学界」に掲載された「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。
その後の小説作品に、『アブラクサスの祭』『化蝶散華』『アミターバ 無量光明』『リーラ 神の庭の遊戯』
『テルちゃん』(以上、新潮社)『御開帳綺譚』『龍の棲む家』(文藝春秋)『祝福』(筑摩書房)などがあり、
ほかに仏教や禅にまつわるエッセイや対談本も多い。
2007年、柳澤桂子氏との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で第68回文藝春秋読者賞を受賞。
2008年には「Aデール」が第34回川端康成文学賞の最終候補になった。
近著にエッセイ集『無功徳』(海竜社)、呼吸についての五木寛之氏との対談『息の発見』(平凡社)
『禅のいろは』(PHP)などがある。
2008年2月より、福聚寺第35世住職。また妙心寺派現代宗学委員。福島県警通訳。福島県立医大病院、経営審議会委員。
2009年4月より京都・花園大学文学部客員教授(国際禅学科)
2011年4月から、新潟薬科大学客員教授(応用生命科学部)
事務局:能代市仁井田白山13倫勝寺内
メール:vihara@jt.main.jp