2015 10/2

ビハーラカフェ

がん患者と家族のサロン 第7回

お話:「遺された家族の心の支えとなるもの」
講師:中嶋美枝子さん(元・北秋田市民病院看護副部長)
日時:9月26日(土)午後2〜4時
会場:まちなかトーブ様(北秋田市松葉町9-10)

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最初に、中嶋美枝子さんから「遺された家族の心の支えになるもの」と題してお話しいただきました。

今年6月にご主人が胃がんのためご逝去、看病中から看取り、葬儀やその後の一連の出来事を、まだまだ何かと落ち着いていない中でありながらのお話でした。
長年の看護師生活から、治療や看護についてはできるだけのことをしたとのことでしたが、夫婦間・家族間や親戚間で思いに任せぬことも多々ありご苦労されたそうです。そんな時に、友人やご近所の方々、また菩提寺の和尚さんからの何気ない声かけに救われたとのことでした。
何より、娘さんの言葉が時には励ましに、時には癒やしとなってありがたかったとも。

大切な人を見送るということは、医療技術だけでなく、さまざまな人間関係の中でのぬくもりや思いやりがあって成り立つということを、あらためて感じさせてくれるお話でした。

後半ではコーヒーやお菓子をいただきながら、参加者各々に家族を見送った体験やその前後の思いなどを語っていただき、「お仏壇の重要さ」や毎朝のお水・ご飯のお供えなどについてなどの話題でもひとしきり盛り上がりました。