活動の記録

設立経緯

活動の中心は秋田県内、とくに県北地区の人々が中心となって活動運営されています。設立母胎となったのは、鷹巣町龍泉寺での輪読会であったが、そこで集まったメンバーの中から医療や福祉に対して仏教者としてどう関われるかといった話題が出たのがきっかけでした。初会合は平成4年7月10日に開かれ、活動の名称を「ビハーラ」として発足しました。

なお「ビハーラ」の名称はその提唱者である田宮仁氏の了解をいただき、仏教ホスピスだけにとどまらず、広い解釈に用いて寺院・病院・各種施設・家庭そして社会全体が安息の場所(=ビハーラ)となることを願い、その実現の一助となることを目指すものであります。

最初のセミナー (↓) は同年8月24日、鷹巣町広域交流センターにおいて能代市本澄寺住職であり医師でもある柴田寛彦師による「いのちをみつめる -医療と宗教の接点-」でした。またこの頃リポート「ビハーラリポート」第1号を発行し現在に至ります。

定例行事

平成9年 4月~ 法話会(月1回) 老人保健施設ニコニコ苑(秋田市)
10年 11月~ こころをよむ~やさしい仏教入門講座 各地にて
13年 10月~ 法話会(月1回) 外旭川病院ホスピス病棟

過去の活動内容

平成4年 8月 第1回セミナー「いのちを見つめる─医療と宗教の接点」
以降、年6回のセミナー開催・リポート発行
5年 6月 新潟県長岡市・長岡西病院ビハーラ病棟見学
8月 北海道南西沖地震支援バザー開催(2会場)
総収益金631,603円を被災地へ
9月 映画『病院で死ぬということ』上映会開催
(能代市・大館市・鷹巣町・二ツ井町等6会場)
6年 11月 公開講座「玉川お福さんのお話と芸を聞く会」
7年 1月 阪神・淡路大震災支援バザー開催(3会場)
総収益金2,298,000円を被災地へ
8年 10月 シンポジウム「死をみつめ いまを生きる」(秋田市文化会館)
9年 4月 老人保健施設ニコニコ苑(秋田市)で月1回の法話会開始
11月

公開講座「座配人から見た葬儀の人間模様」山田 実氏

12月 映画『地球が動いた日』上映会開催
(能代市・大館市・二ツ井町・鷹巣町)
総収益金509,243円を阪神・淡路大震災の被災地へ
10年 4月 『地球が動いた日』感想文集「同じ空の下から」発刊
被災地へ送付
8月 矢崎正道くん・直道くん兄弟(『地球が動いた日』のモデル)との交流会
11月 「こころをよむ~やさしい仏教入門講座」開始(月1回)
12月 公開講座「子ども達のこころの声が聞こえますか」
岸川悦子氏(童話作家)
11年 10月 台湾・トルコ大地震救援バザー開催(3会場)
12年 7月 公開講座「日本人の死生観と癒し」駒澤大学教授佐々木宏幹氏
7月 7月1日男鹿旅行報告長谷川恵光さんの御法話と海の幸
13年 3月 インド・エルサルバドル大地震支援バザー(能代、大館)
14年 7月 ケアタウン万燈供養(鷹巣町 ケアタウン)
その他、会員が各々の地域で医療・福祉に関わる活動に参加

ビハーラセミナー・一般公開講座

平成4年 8月 「いのち」をみつめる* 柴田 寛彦(医師・僧侶)
10月 「老い」を考える 柴田 寛彦(医師・僧侶)
5年 1月 我が国の尊厳死の現状 木口 辰雄(新聞社支局長)
3月 後ろ向きの人生から前向きの人生へ 関 悦子(主婦)
5月 秋田の憂鬱について 吉岡 尚文(大学教授)
7月 ターミナルケアを考える 小助川 次雄(キリスト教牧師・大学講師)
11月 病むこと、老いること 日野原 重明(大学教授・医師)
6年 1月 いのち その尊きもの 藤井 慶照(僧侶)
5月 臓器移植を終えて 村越 正道(商業)
7月 ターミナルケアとビハーラ 中島 美枝子(看護婦)成田 康子(看護婦)
9月 寺院と病院のあいだ 袴田 俊英(僧侶)・佐藤 俊晃(僧侶)
11月 玉川お福さんの芸とお話を聞く* 原 保江(浪曲師)
7年 3月 看護の現場から 湊 智子(看護婦)
6月 いのちの電話の活動について 山内 政志(いのちの電話を考える会)
7月 おだやかに老いと死を迎えるために 木村 然二郎(医師)
10月 弘前大学倫理委員として 三浦 義弘(僧侶)
11月 ビハーラ雑感 木村 高寛(僧侶)
8年 3月 今、家族を考える 佐々木 久長(大学助教授)
5月 今、家族を考える2 椎名 テル子・三浦 正子
夏井 アヤ子・畠山 絹子他
7月 病院ボランティアということ 岸辺 陛(医師)
9月 高齢者福祉を考える 出雲 雄二(桂城短期大学教授)
10月 死を見つめいまを生きる* 森津 純子(医師)
奈倉 道隆(僧侶・大学教授) 他
11月 玉川お福さんの芸とお話を聞く 原 保江(浪曲師)
9年 2月 高齢者社会と福祉活動 岩尾 昌子(医師・福祉施設長)
3月 手話ブームの中で思うこと 三ヶ田 典明(聴力障害者会会長)
5月 共に生きる喜び 三井 義覚(僧侶)
7月 カウンセリングについて 小笠原 晴海(カウンセリング協会会長)
9月 好かれる老人になるために 稲庭 千弥子(老人保健施設長)
11月 座配人が見た葬儀の人間模様* 山田 実(県文化保護協会副会長)
10年 2月 ビハーラ活動について 柴田 寛彦(医師・僧侶)
5月 「あんじん」を求めて 岩舘 祖芳(僧侶)
7月 秋田県はまだ憂鬱 吉岡 尚文(大学教授)
9月 移植医療とコーディネーターの役割 土方 仁美(臓器移植コーディネーター)
12月 子供達の心の声が聞こえますか* 岸川 悦子(童話作家)
11年 3月 生きがいとしてのボランティア 佐々木 久長(大学教授)
5月 最後の時まで生を支える 嘉藤 茂(医師)
7月 もう一度臓器移植について考える 土方 仁美(臓器移植コーディネーター)
10月 死の準備教育 涌井 真弓(生と死を考える会)
12年 1月 大きないのちと小さないのち 袴田俊英(曹洞宗月宗寺住職)
3月 いたみと祈り
ー生死をめぐる心の多様性ー
中野東禅
(曹洞宗総合研究センター講師)
5月 今どきの社会現象 山崎澄子(秋田家裁調停員)
7月 日本人の死生観と癒し* 佐々木宏幹(駒沢大学教授)
9月 小島剛一さんのお話を聞く会
福祉の転換期にこれからを考える
小島剛一(言語学者)
三浦正樹(南寿園園長)
11月 死とどう向きあうか-死への準備教育- アンネリーゼ・デーケン(聖霊短大教授)
13年 1月 一笑は一歩を動かす 木村高寛(曹洞宗梅林寺住職)
3月 秋田の民俗信仰と癒し 斉藤壽胤(民俗研究家)
5月 あなたらしく最期まで 嘉藤茂(外旭川病院ホスピス医長)
7月 仏教という生き方 佐藤俊晃(曹洞宗龍泉寺住職)
9月 ほとけさまの力* 佐々木宏幹(駒沢大学名誉教授)
11月 煩悩の整理学** 中野東禅(曹洞宗総合研究センター講師)
14年 3月 こころを癒すのは、言葉?人?自然? 児玉隆治(長信田の森心療クリニック院長)
5月 死別体験者への援助と立ち直り 涌井真弓(秋田生と死を考える会代表)
8月 浄土宗の葬儀の意義 小林匡俊(浄土宗正覚寺副住職)
9月 宗教という生き方
~死と葬送を経て生きる力へ~
佐々木宏幹・嘉藤茂・佐藤俊晃
<ビハーラ10周年記念シンポジウム>
途中更新中
17年 11月 四苦のケア* 高橋卓志(長野県松本市 神宮寺住職)
12月 リヴィングウィル
-高齢者の財産等に関する意思表明-
川田繁幸氏(弁護士・川田法律事務所)
18年 11月 生のひろがり 命のつながり* 玄侑宗久(芥川賞作家)
19年 1月 永代供養について 木村高寛(曹洞宗梅林寺住職)
9月 生かされて生きる* 鎌田 實 (諏訪中央病院名誉院長)
12月 尊厳死について 武藤拓自 (日本尊厳死協会東北支部理事)
奈良正人 (奈良医院院長)
20年 4月 「看取りの場での“尊厳”を考える」
パート1…医療機関編
江戸雅孝 (能代山本組合病院 耳鼻科医師)
奈良正人 (奈良医院院長)
20年 6月 「看取りの場での“尊厳”を考える」
パート2…施設編
淡路勝行(特養藤里 施設長)
岩尾昌子(微笑苑 理事長)
20年 8月 チベットそして日本
今こそ『がんばれ仏教』*
上田紀行先生(東工大教授)
20年 8月 「看取りの場での“尊厳”を考える」
パート3…在宅編
工藤輝満先生(永楽苑通所介護事業所主任生活相談員)
21年 1月 平成21年度総会
* 一般公開講座
** 他団体主催のものをビハーラセミナーに代えて
所属・役職等は当時のもの、敬称略