2011 6/4

5月30日午後8時、9名を乗せて、いとく鷹巣SCを出発、いとく能代SCで
更に9名、途中秋田・横手で3名が乗車、21名で陸前高田に向かう。
深夜2時、陸前高田・普門寺様に到着、仮眠。
明け方にトイレ・洗面所をお借りし、先遣隊の佐々木賢龍師、更に県南から
の3名と合流、普門寺方丈様にごあいさつ。
本堂へどうぞとのご案内をいただき、三百以上もの一時預かりのご遺骨に
圧倒されつつ読経。この度の震災犠牲者の冥福と、今日の作業での無事
を祈る。その後ラジオ体操で体をほぐし、作業に備える。

ボランティアセンターにて

ボランティアセンターにて

午前8時、陸前高田市ボランティアセンター(VC)に向かい、岩手曹青と合流、
総勢42名での作業となる。
この日は小友町にて水田に散乱した倒壊物、流出物の撤去および遺失物捜索。
海沿いの市中心部は幹線道路は通行可。通行止めや通行注意箇所多数。
目的地になかなか入ることができず、10時頃作業開始。

前日の大雨により、ぬかるんだ田んぼの作業に足を取られ体力消耗、水を吸った
畳等の重さに四苦八苦。畦道はあるものの、泥上の一輪車走行のため、廃材を
利用しバイパスを作成利用するなど、徐々に作業効率を上げる工夫を各々で実行
する。U字コンクリートや大きな柱など、やはり大人数が必要、重労働ながら人海
戦術で運び出せる限り運び、午前と午後で3枚の水田を清掃。
時折、写真やアルバム、位牌の一部などゴミにはしづらいものも多数発見。

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作業前

作業の様子

作業の様子

作業の様子

作業の様子

作業後

作業後

重機の入らない・入れない場所の復旧作業には、大人数での参加が重宝がられた。
作業前後で風景が見違えるため、達成感と貢献度が高く感じられるとの参加者の声
が多数。
現地案内役の区長さんは、自分の田は後回しで他の方の田での作業を優先的に指示、
複雑な心境が垣間見える。長期にわたる支援が必要と実感する。

午後3時に撤収、とにかくケガもなく安堵。
VCに借り物の道具を返却時、多少の混乱あるも無事に作業終了、VCでは細菌予防の
うがい薬や飲み物・お菓子等のサービスあり。
岩手・秋田の参加者一同で記念撮影、今後も更なる連携を約束して帰路につく。

途中の錦秋湖SAにて入浴・食事を経て、能代に午後9時、鷹巣に10時頃帰着、解散。
帰り際の「また次回も案内下さい!」との声が心強い。

今回の企画にご協力いただいた奈良先生、能代市・北秋田市社協、運転手の長谷川さん、
現地の普門寺様やVC、事前の情報提供や当日も何かとお世話いただいた岩手曹青様、
そしてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。

なお、一ボランティアとしてご参加の北羽新報・八代さん、毎日新聞の田村さんが、下記の
通り記事にしてくれました。

北羽新報
http://www.hokuu.co.jp/2011.kiji6/2011.6gatu1-5.html#futuka
毎日新聞
http://mainichi.jp/area/akita/news/20110602ddlk05040004000c.html