2011 12/14

参加者:僧侶7名 一般11名の18名

家や仕事を失い精神的に落ち込み気味で、仮設住宅で籠もりがちな(主に)中高年男性の自死を懸念した現地の声を受け、仕事や経済
問題に関する相談業務を秋田で長年行っており、この度の震災でも春から釜石・大槌などで支援活動に取り組んでいるNPO法人「蜘蛛の糸」理事長・
佐藤久男氏とのコラボ企画です。
会場となった2ヶ寺のご住職の、「被災地のお寺」として震災から9ヶ月を経た今できることを、とのお気持ちから実現しました。

午前は10時から大槌町吉祥寺を会場に 佐藤久男氏の講話と茶話会(行茶)、表札書き、衣料の配布、ハンドマッサージが行われました。
岩曹青2名に大槌社協と地元ボランティアも数人加わって行茶はスムーズに。
佐藤久男氏の講話後は表札注文が殺到してこちらは大忙しとなりました。
午前終了後、吉祥寺様では食事会があったようで、参加スタッフも赤飯をご馳走になりました。午前終了後、吉祥寺様では食事会があったようで、参加スタッフも赤飯をご馳走になりました。

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午後は個人でボランティアに行っている岩館裕章師と赤石秋曹青事務局長も合流して、山田町龍泉寺を会場に午前同様の活動に加え、三重県から来られた龍泉寺様の同安居の鬼頭宝徳師による足湯も行われました。

参加者は、午前午後とも仮設集会所に比べて、男性が多く見られました。午前の吉祥寺様で約60名、午後の龍泉寺様で約40名でした。
佐藤氏の秋田弁のお話をあまり身構える事無く笑いも交えながら、また、お茶を飲みながら真剣に相談する姿も見えました。
ABS、NHKのカメラマンが佐藤氏を取材していましたので、そのうち放送があるかと思います。

今回はお寺が会場ということもあり、地域の繋がりだけではなく、寺檀、檀信徒同士の繋がりを確認できた気がしました。

報告者:奥山一英