2014 3/12

【ビハーラカフェ】
期日:3月8日(土)

会場:まちなかトーブ(北秋田市)
お話「つらいのは家族もいっしょ」 
   中嶋美枝子さん(元 北秋田市市民病院看護副部長)

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自身の看護師としての知識や長年にわたっての体験談。
そして、身近な親族の発病によってわかった様々なことを受け止めやすくお話いただいた。

医師や看護師としては「悪い病気」という表現は「ガン」ということを伝えているようなものが患者本人にはそのように伝わらないということ。
抗がん剤や放射線治療の副作用も、ある程度理解して臨まなくては。
病気の治療中でありながら強い副作用に「医者の治療が間違っているのではないか」という患者側が不安や疑念を抱くこともありうること。
チーム医療などと言われるが「チーム」の中には患者とその家族も含まれてこそのものである。

重い病には「身体的苦痛」以外にも「精神的苦痛」「仕事や経済的な問題による社会的苦痛」「死に対する不安などのスピリチュアルな苦痛」といった4つの苦痛があり、病気のステージ、患者の病気と向き合う姿勢のステージによって「いま、何に苦しんでいるのか?」をくみ取ってあげられる医療や看護が理想である。

しかし、患者だけが苦しみ悩むわけではなく、家族もまた同じく苦悩しているが抱え込んでしまうしかない現状があるように思う。
誰かに話を聞いてもらうことだけでも、気持ちが楽になる。

今回のような機会を今年は3か月に1回のペースで開催する予定。

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