2013 2/26

日時:平成25年2月23日(土)午後4時半
会場:北秋田市中央公民館3F

平成25年度総会が上記の日程で行われました。昨年の事業、会計報告が報告、承認され、また今年の事業計画、予算が審議なされました。
また2年間の任期が終わり役員改選が行われ、代表に新川泰道 師の再任が決まりました。

2013 2/26

日時:平成25年2月23日(土)
午後3時 ビハーラセミナー(一般公開・参加無料)

『一次救命処置・実技講習(心肺蘇生法とAED他)』
     講師:富樫善明氏(当会会員、日本赤十字社救急法指導員)
震災への支援を進めてきた約2年間、いざという時への備えを痛感させられました。救急法を学ぶことは、他者の苦痛を軽減し、同時に自身の健康と安全を守ることにもつながります。生命の危険性が高い状況での救命処置は、いのちに正しく向き合う姿勢の一助になることでしょう。勉強した事のある方もこの機会に再度ご確認下さい。

会場:北秋田市中央公民館3F(北秋田市花園町15-1 0186-62-1130)

 

講師 富樫善明さん

おなじく日赤の碇谷指導員とともに、実演、実技指導を中心に講習していただきました。

最初に倒れている人を発見した時の対応から始まり、心臓マッサージ等の救命処置のやり方など、最新の指導法について詳しく教わりました。


またAEDのやり方についても、トレーニング用実機を用いて、実際の使用方法を練習しました。

このような講習は一度はやったことのある人が多いものの、見るだけで触ったことが無かったり、また忘れてしまっていたりで、なかなか身に付いていないものです。災害復興支援に携わってきたここ2年間、いのちの大切さを再認識するとともに、いつ自分に災害が降りかかるか、その準備の大切さを知った期間でもありました。参加者一同、講師さんに沢山質問をしながら、熱心に講習をうけました。

2013 2/14

活動日時 2月10日(日) 吉祥寺様(大槌町吉里吉里)
○活動内容 「いのちの総合相談会」(主催:NPO法人蜘蛛の糸)の運営補佐および行茶活動
○参加者 三浦賢翁、佐々木孝洋、嵩祐悦、新川泰道、富樫善明、小坂和子、菅原恵代子(以上ビハーラ秋田)
高橋孝順師、他岩手・秋田・青森のカウンセラー、傾聴ボランティア等総勢約20名

前日は釜石にて上記メンバーによる被災地支援シンポジウムが開催され、大槌町小槌の小川旅館に宿泊。震災にて建物を失い、蜘蛛の糸理事長の佐藤久男 氏の助言もあって昨年8月に現在の地で再建した同旅館のおかみさんから震災以降の経緯を聞き、今回の相談会への意識を新たにして会場の吉祥寺様へ。

会場準備も整い10時スタート、開始時刻に合わせていつもの見慣れた方々が徐々に来訪。
最初に花巻からの音楽療法ボランティアグループによる歌と手や指を使ったレクレーションから。その後、秋田から持参のバター餅や手作りの麦巻き等をお茶請 けにお茶やコーヒーを提供し、和やかな会話の中には込み入った内容の相談もあり、必要に応じて別室で個別対応も行う(二重ローン、住民間格差、土地登記、 家族間の問題など)。
当地では小正月に手作りのアメを先祖に供える習慣があるとの話題も相まって、嵩師持参の「大館アメッコ市」で購入したアメが好評、「アメッコ市の飴を食べると風邪をひかない」との言い伝えもあることから、おみやげとして持ち帰りされる方も多数。
またリンパマッサージやハンドマッサージ等のメニューも、来場者との交流に効果を奏する。

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外部からの支援が仮設住宅に向きがちで、かろうじて自宅が無事だったものの、家族や仕事を失った被災者への支援が乏しいとの声もあって、あえて「お 寺を会場に」との企画として行ってきたが、今回の来場者にも自宅手前まで津波が来襲、居住は可能だったが娘さんが今なお行方不明という方が。
これまでも「『あなたは家が無事だったから…』と言われ、辛い思いを吐き出す場がなかった。
仮設の人も自宅に住んでる人も、いっしょに参加できる機会があってよかった」とのこと、
総じて、復興格差や住民意識の差、行政へのグチ、遺族ケアの問題など、震災から2年近く経った現在の葛藤があらためて感じられ、深い悲しみを背負いながら耐えている方の声を耳にし、このような場がまだまだ必要なのではと考えられる。

ちなみに吉祥寺様ではこの日、主に震災で亡くなった方の3回忌供養で11件のご法事。
ご多用の中も合間を見て会場となった客殿にお顔を出していただき、この日の来場者の状況を当方と確認しながら会話に反映させるなど、寺族さんや護持会長さんの存在も含め、お寺と外部支援者との連携から生まれる効果は、被災地の中でも重要ではないかと再確認する。
一方で「檀務をはじめ、目の前のことで精一杯」という吉祥寺さんの事情も考慮しつつ、負担軽減を図る必要は論を待たない。

午後3時、来訪者も一段落して撤収、スタッフによる振り返りでは音楽療法のような「みんなで楽しむメニュー」と「個別の対応」が必要なメニューとの棲み分けも必要ではないかとの声もあった。
その後、同町・江岸寺様に立ち寄り現状や来月の3回忌法要に向けてのお話を伺い帰路につく。