2012 7/23

当方企画のチャリティTシャツの収益は、今後は被災地の中小自営業者や商店の再建など、現地の経済復興にも微力ながら活用していただきたいと思い、各方面にご協力を呼びかけているところです。

そんな折、大槌サッカークラブ・ジュニアの試合用ユニフォームの支援を、という声が寄せられました。津波で自宅が全壊した子どもがチームの半数以上を占め、親や親族を亡くした子どもたちも少なくありません。自宅とともにサッカー用品も全て流されてしまい、試合用のユニフォームがありません。

私どもではこの要請にお応えすべく、当面は上記Tシャツの収益から同サッカークラブのユニフォーム新調に協力させていただきます。被災から再建したスポーツ店を活用しつつ、子ども達への支援と被災地の経済復興を兼ねた試みです。

Tシャツご購入→被災地の業務再開した印刷屋さんとスポーツ店を支援→子ども達のユニフォーム調達に協力
という二重、三重の支援に、何卒ご理解ご協力をお願いいたします。

大槌サッカークラブ・ジュニアの平舘監督(中央)

大槌サッカークラブ・ジュニアの平舘監督(写真中央)とお会いしました。子ども達思いの熱いハートの方です。
津波で亡くなった子や転校を余儀なくされ、また練習環境も満足にはいかない中で、子ども達は来月の大会に向けて一生懸命練習しているとのこと。

また私たちのTシャツからの支援に対して、ユニフォームの袖の部分にTシャツのデザインを取り入れてくださるとのこと、決して恩着せがましいことをするつもりはなかったのですが、多くのご協力いただいた方々にも、ユニフォームができあがった時に嬉しい報告ができるのでありがたいことです。
ユニフォームはお盆までに仕上がるとのこと、今から完成が楽しみです。

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大槌サッカークラブ・Jrの子ども達から、ユニフォーム支援にちなんでのメッセージを寄せ書きにした色紙をいただきました。

**** 9/1追記***
ユニフォームが出来上がり、画像を頂きました。

キーパー用

支援の証にと、Tシャツのデザインを入れて頂きました。支援の証にと、Tシャツのデザインを入れて頂きました。

9/1,2の県大会にこのユニフォームで臨みます。健闘を祈ります!

***9/9追記***

当会のチャリティTシャツから支援させていただいたユニフォームを身にまとい、大槌SCは先日県の大会に出場してきました。
予選リーグは惜敗続きでの2勝3敗で、残念ながら次の決勝トーナメントには進出できませんでしたが、今後の活躍を期待しています!

2012 7/15

今回は参加者13名に全国曹洞宗青年会復興支援本部から2名で活動いたしました。

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4日夜に出発、5日の5時頃に全曹青の復興支援本部がある成林寺様に到着。
8時まで仮眠や朝食を済ませて、全曹青復興支援本部の2名と合流。南相馬へ移動。

午前中は岩手でも行った表札書きを中心にした班とハンドマッサージを中心とした班に分かれて行茶活動を開始しました。

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集会所に集まる方々の雰囲気は岩手とは多少違う印象を受ける。地域によっては勿論津波の被害を受けているが、原発の問題で退去を余儀なくされている方が多い仮設でした。

雰囲気の違いは、仮設に入っている世帯がほぼ旧コミュニティーそのまま入っていることも大きいようで、ある程度顔見知りの中でスタートしている分集会所に集まる人も午前は15名程。午後も20名近く集まった。
ただ、集会所内はほぼ女性で、午後は男性が集会所外でポツリポツリと集まってくるものの結局玄関前に男性グループが出来上がっていた。

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津波で何もかも無くされた方と、家や家族は残っていても一緒に住めない、帰れないという終わりの見えないもどかしさは単純に震災被害と一括りには出来ない問題であると感じました。

一時帰宅は出来るようになったが、ライフラインが機能していない為「住む」以前に片付けさえまともに出来ない。仮設にいてもすることがないというお話でした。

会員持参のじゅんさいや、手作りのお菓子、話題のバター餅など秋田県らしさも十分出ていたように思います。
ハンドマッサージも相変わらず好評でしたし、表札も準備していた板が無くなる程で、今回も取り付けないで飾っておくという方ばかりでした。

お昼はボラセン近くの復興商店街にていただきました。

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車窓から見える、荒れた田んぼや畑が秋田の今の風景とはガラリと違って原発問題の一面を垣間見た気がしました。

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