2024 2/19

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1月に引き続き、輪島市門前町と能登町にて上記の活動に代表の新川と三浦賢翁師の2名で行ってまいりました。

2月19日秋田を出発、前回同様、高岡市に夜遅く到着・宿泊、翌朝は給油・最後の買い出しを経て国道249号線から輪島市門前町へ。倒壊した建物や住居が、前回訪問時から変わらぬままの光景に胸が痛みます。

今回も同地で活動継続中のシャンティ国際ボランティア会の拠点でお世話になりました。この日の炊き出し場所は門前中学校、約200名が避難生活を送っており未だ学校としての機能は再開できずにいます。午前中は同中学校の下見、玄関付近でカレーの炊き出しをしており、住民の皆さんが受け取りに来ておられました。「こないだ○○(男性アイドル)がラーメンの炊き出しに来たのよ!でも少ししょっぱかったね」、前回も聞いていた「味付けは薄めに」とのポイントを再確認。

輪島市社会福祉協議会門前支所に立ち寄り、職員さんや同所で運営支援をされている米澤智秀師(支援Pメンバー・茨城県)から近況をヒアリング。拠点に戻って野菜切り込みなどの下準備を開始、今回はきりたんぽ鍋に加えて「いぶりがっこ」と「平鹿のりんご」も持参、いぶりがっこは一人分ずつ透明カップに小分けにする詰め作業も。

同中学校へ移動、各種炊き出し団体に貸し出し可能な大きめのガスコンロできりたんぽスープ作り開始、大きめの寸胴鍋に対して火力が少々足りず想定より時間がかかるが、夕食時に合わせて何とか完成、カップ入り「いぶりがっこ」と「平鹿のりんご」を添えてサービス開始。
きりたんぽの“影の主役”といえばセリ、「セリは根っこもおいしいので召し上がってください!」との言葉も添えて…。ここでは器に盛って各部屋に戻り食べるスタイル、煮崩れや煮詰まり過ぎもあるため200人分を一気に煮るわけにいかず、数回に分けてきりたんぽを煮込む方式なので、時折提供に谷間の時間が生じる。一杯ずつ盛り付けたどんぶりを、一度に「7人分ください」「8人分お願いします」となると少々手間取ることも…。食べ終わった住民さんから「おいしかった」「初めてきりたんぽを食べた、いぶりがっこも甘辛さが絶妙」「東北でりんごといえば青森だと思ってた。秋田のりんごもシャキシャキでおいしい」等のお声をいただく。中には「今までの炊き出しで一番よかった」という嬉しいお言葉も!
お仕事帰りの住民さんや三重県桑名市からの応援職員の方々への提供も終えて、午後7時半頃撤収。
一日目のミッションを何とか終えることができました。

この日は同中学校での調理・提供にご一緒してくださいました、
関根隆紀さん(SVA理事・埼玉)
松田真希子さん(東京都立大教授)
佐藤くん(東京都立大)
高柳龍哉さん(全曹青副会長・秋田市)
お力添えありがとうございました!

2024 1/26

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1月24~26日、短期間の滞在ながら能登半島地震の被災地・輪島市門前町へ当会代表の新川と三浦(2人は東日本大震災発生から11日後にも三陸へ向かったメンバー)が向かいました。地震発生から3週間余り、停電は復旧しつつあるものの現地では未だ断水が続き毎日の食事にも困難な状況から、きりたんぽ鍋を炊き出しとしてお振る舞いしてまいりました。今回は控えめに100食+αの用意でしたが、比内地鶏や白神ねぎ、藤里町産のマイタケ・セリ、白神山水(超軟水のためダシが利いた味わいに!)など、こだわりの秋田産食材を揃えました。

秋田を出発した日は「最強寒波」が襲来との予報、北陸道ではところどころ雪と強風に見舞われましたが、思ったより穏やかな天候で600kmの行程を経て日付が変わりそうな頃に富山県高岡市に到着、天候も考慮してあらかじめ予約していたホテルで宿泊。翌朝は氷見市(同市も今回の地震で建物被害が甚大ですが、GSや多くの商店が通常営業)にて給油と最終の買い出し、いよいよ石川県に入ります。

七尾市街から徐々に、地震の爪痕が感じられる倒壊した建物が…。発災直後のような道路の亀裂や崩壊は応急処置がなされ、事前に道路事情をチェックしていたものの急な通行止め箇所や迂回路もあり注意が必要です。自衛隊や警察消防、医療、インフラ復旧関係車両などがひっきりなしに通行、先を譲りながら段差や凹凸を避け慎重に運転、途中の道の駅はトイレも使用不可、休業状態のガソリンスタンドもまだ多い状況です(徐々に営業再開のGSも)。

穴水町では更に倒壊家屋も多く、小路はより慎重な運転で通過、門前町に到着。17年前の能登半島地震から復興した、同地の象徴である「総持寺祖院」は前回の地震より更に大きな被害で、見るも無惨な姿に…。関係者の無念さは如何ばかりか、察するに余りあります。

今回は長年ご縁をいただいているシャンティ国際ボランティア会(SVA)と事前に連携・調整し、また全国曹洞宗青年会の高柳龍哉副会長(秋田からジムニーで現地へ!長期で活動中)とも合流、きりたんぽ鍋の勝手を知っている秋田の人間が加わり、心強い限りです。中小の避難所が点在している中で炊き出し場所の調整をしていただき、剱地公民館の調理場にて下ごしらえ、約80名が滞在中の近くの避難所へ。更に40食を近所の特養スタッフさんの夕食にお届けしました。

数ある炊き出しメニューの中でも、秋田名物・きりたんぽ鍋とした意図は、
・ワンボールで主食とおかず、汁物を兼ねられること(断水中のため洗い物やゴミを極力出さない)
・地方色というか珍しいメニューにより、多少は炊き出しのバリエーションをつけられる(各種団体による炊き出しも工夫を凝らしているものの、類似したメニューになりがちとのこと)
・そして昨年の秋田豪雨災害では、県外からSVAはじめ多くの団体・個人の皆さんに秋田県も大いに助けてもらったことから、多少なりとも恩返し・恩送り(payforward)のお印に…
との思いからです。

ここ数日のメニューで、住民さんから味が濃い、大盛りで渡されても高齢者は食べきれない、かといって残すのも申し訳ないとの声もあり、秋田県民としては少々物足りない?薄めの味付けで提供しましたが、概ね「おいしかった」「地鶏のダシがイイね!」「きりたんぽは初めて食べた。今度秋田にも行きたい」との感想をいただき、汁もほとんどの方が残さず召し上がっていただきました。併せて持参した野菜ジュースもお渡しし、栄養面でも精神的にも健康を保ってほしいものです。
今後は200とか300食分となると、きりたんぽ鍋という料理の性格上、煮崩れや煮詰まり過ぎないような提供のしかたにひと工夫が必要です。できたてのうちはともかく、鍋の底の方になると見た目としてもよろしくないので…。可能ならば50食程度を一つのユニットとして、避難所の人数に応じて数セットを組み合わせる方式を構築できないものか思案中。

翌朝、門前公民館避難所の仮設トイレの清掃や給水タンクへの補充などから作業開始、近隣の東小学校避難所で足湯サービスとドリップしたコーヒーでのミニ行茶(ぎょうちゃ)サービス。
一見、明るく振る舞う住民さんもよくよく声を聞くと「二次避難は家族の事情などでできそうもない」といったシリアスな話題も。曾孫も含めて4世代の一家もこの地に残ると決めたそうで…。お昼どきとなり足湯希望の方もまばらになったところで撤収、拠点に戻って今後の展開を意見交換、門前の地を後にしました。

帰りにもう一度氷見市に立ち寄り、同市内で住宅の応急処置対応を請け負うボランティアチームと合流し陣中見舞い、帰路につきました。

今回は一日半の能登滞在でしたが、断水の復旧がしばらく見込めず炊き出しの需要がまだまだ続きそうな状況から、きりたんぽ鍋の炊き出し第二弾も計画中です。会員内外の皆さまによるご支援(活動資金への御援助や食材・資機材提供など)、また次回は一緒に活動したい!という方も歓迎します。お気軽にご連絡お寄せください。

【食材の無償または格安提供、調達にご協力くださった皆さま】
飯坂幹男さま 白神ねぎ沢山
いとくデリカさま きりたんぽ真空パック・比内地鶏真空パック沢山
心といのちを考える会さま 白神山水沢山
産直あさひ会さま 藤里産マイタケ・セリ沢山
藤里町社協さま 白神まいたけキッシュ沢山
ご協力ありがとうございました!

■活動資金へのご協力いただけます方は
 郵便振替 02580-5-50937 口座名 ビハーラ秋田
 (通信欄に「能登半島地震支援」とお書き添えください)

2016 6/10

5月6日に大館市・大館いとくショッピングセンターにて、また5月21日、22日の北秋田市阿仁地区で開催の「秋田内陸線のりものまつり」会場にて行った熊本地震被災地支援バザーの売上金は、寄付金と合わせて約50万円となりました。
大館市社会福祉協議会と北秋田市社会福祉協議会に、それぞれお届けしました。共同募金会を通じて、熊本で被災された方々のために活用していただきます。

二会場共に、バザー出品物の搬送や売り子さんとしてのご協力など、JA大館北秋田葬祭センターの皆さんには多大なご支援をいただきました。
またバザー出品物のご提供、売り子としてご協力いただいた皆さん、また当日は参加できないけれど…とご寄付いただいた皆さん、当日お買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

多くの方々のお気持ちが、熊本の地まで届きますように。

 

北秋田市開催の様子

北秋田市開催の様子

 

大館市社協へ

大館市社協へ

 

北秋田市社協へ

北秋田市社協へ

 

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