1月に引き続き、輪島市門前町と能登町にて上記の活動に代表の新川と三浦賢翁師の2名で行ってまいりました。
2月19日秋田を出発、前回同様、高岡市に夜遅く到着・宿泊、翌朝は給油・最後の買い出しを経て国道249号線から輪島市門前町へ。倒壊した建物や住居が、前回訪問時から変わらぬままの光景に胸が痛みます。
今回も同地で活動継続中のシャンティ国際ボランティア会の拠点でお世話になりました。この日の炊き出し場所は門前中学校、約200名が避難生活を送っており未だ学校としての機能は再開できずにいます。午前中は同中学校の下見、玄関付近でカレーの炊き出しをしており、住民の皆さんが受け取りに来ておられました。「こないだ○○(男性アイドル)がラーメンの炊き出しに来たのよ!でも少ししょっぱかったね」、前回も聞いていた「味付けは薄めに」とのポイントを再確認。
輪島市社会福祉協議会門前支所に立ち寄り、職員さんや同所で運営支援をされている米澤智秀師(支援Pメンバー・茨城県)から近況をヒアリング。拠点に戻って野菜切り込みなどの下準備を開始、今回はきりたんぽ鍋に加えて「いぶりがっこ」と「平鹿のりんご」も持参、いぶりがっこは一人分ずつ透明カップに小分けにする詰め作業も。
同中学校へ移動、各種炊き出し団体に貸し出し可能な大きめのガスコンロできりたんぽスープ作り開始、大きめの寸胴鍋に対して火力が少々足りず想定より時間がかかるが、夕食時に合わせて何とか完成、カップ入り「いぶりがっこ」と「平鹿のりんご」を添えてサービス開始。
きりたんぽの“影の主役”といえばセリ、「セリは根っこもおいしいので召し上がってください!」との言葉も添えて…。ここでは器に盛って各部屋に戻り食べるスタイル、煮崩れや煮詰まり過ぎもあるため200人分を一気に煮るわけにいかず、数回に分けてきりたんぽを煮込む方式なので、時折提供に谷間の時間が生じる。一杯ずつ盛り付けたどんぶりを、一度に「7人分ください」「8人分お願いします」となると少々手間取ることも…。食べ終わった住民さんから「おいしかった」「初めてきりたんぽを食べた、いぶりがっこも甘辛さが絶妙」「東北でりんごといえば青森だと思ってた。秋田のりんごもシャキシャキでおいしい」等のお声をいただく。中には「今までの炊き出しで一番よかった」という嬉しいお言葉も!
お仕事帰りの住民さんや三重県桑名市からの応援職員の方々への提供も終えて、午後7時半頃撤収。
一日目のミッションを何とか終えることができました。
この日は同中学校での調理・提供にご一緒してくださいました、
関根隆紀さん(SVA理事・埼玉)
松田真希子さん(東京都立大教授)
佐藤くん(東京都立大)
高柳龍哉さん(全曹青副会長・秋田市)
お力添えありがとうございました!