2014 7/9

この度、下記の通り映画の上映会が大槌町で行われます。ビハーラ秋田も協力団体として参加します。当日はドリンクコーナーにて「お茶っこ」の提供を行います。

以下facebookページより転載

岩手・宮城・福島の被災地で奮闘した保健師たちの活動と証言を追ったドキュメンタリー映画の上映会を、ロケ地でもあり映画の中でフューチャーされた鈴木るり子氏(元・大槌町保健師)の地元でもある大槌町で行います。

上映後、鈴木氏と都鳥伸也監督との対談もあります。

作品の詳細はこちらから http://311hokenshi.main.jp/

日時:平成26年7月21日(月・祝)
午後1:00開場/1:30開演
会場:大槌町中央公民館 大会議室

1:30 開演・主催者あいさつ、大槌町長あいさつ
1:40 「1000年後の未来へ」上映(98分)
3:20 休憩
3:30 鈴木るり子氏(元大槌町保健師)・都鳥伸也監督との対談
4:00 終了

主催/1000年後の未来へ@大槌 実行委員会 (実行委員長:東梅 守)
後援/大槌町・大槌町社会福祉協議会・大槌町商工会・大槌婦人連合会・大槌老人クラブ連合会・一般社団法人釜石医師会
協力/新生大槌・秋田県曹洞宗青年会・ビハーラ秋田
お問い合わせ/大槌町社会福祉協議会 TEL 0193-41-1511(担当:川端)

2014 2/9

2月2日(日)大槌町吉里吉里の吉祥寺様を会場に「いのちの総合相談会」(主催:NPO法人蜘蛛の糸)の協力団体として参加してまいりました。
蜘蛛の糸理事長の佐藤久男氏はじめ、秋田・青森から参加した精神保健ボランティアなど14名、そのうち当会からは若干少なめで3名、家庭の事情などで急遽不参加となった会員もおりましたが、久しぶりの三陸方面での復興支援活動です。

1509927_583771348381552_63021632_n
この日はあいにくの冷たい雨ながら、早めにポツポツと顔なじみの来場者が。「お元気でしたか」「以前より若々しくなって」といった言葉を交わしながら予定時刻の10時に。最初に、花巻の音楽療法師グループによる歌とストレッチなどのプログラムで、気分をほぐすひととき。引き続きコーヒーとお茶、「白神まいたけキッシュ」(近年の藤里町イチオシの特産品!)など秋田から持参のお茶請け・お菓子などを囲みながら、徐々に“相談会”モードに。概ね和気あいあいとした語らいの中にも、じっくりと話し込む様子も見受けられた。別室で対応を希望される方も数名あり。

正午におおよその来場者がいったん帰宅、午後の来場者はまばらの中、釜石市鵜住居で仮設店舗で花屋を開いた「ゆーせつ花」の田中さんも来場。多くの住民が津波の犠牲となった店舗そばにある「鵜住居防災センター」は、最近まで保存か解体かで住民の意見が分かれたことでも知られる(最近、解体工事が終了)。震災で母を亡くした田中さんを交えて、同センターや遺族感情、また花屋の運営などについて聴く。

近所の「マリンマザーズ吉里吉里」運営の仮設食堂で昼食時に、偶然にも山田町の龍泉寺ご住職と遭遇、以前にも同様の相談会を開催したご縁もあり、会場にて他のスタッフと対面、復興に向けた現状や今後の支援についての意見交換。

終了時刻の午後3時頃、この日は檀務で多忙だった吉祥寺ご住職も会場へ。来場者の反応や話題など、今日の振り返り。仮設住宅内での不便さや人間関係について、復興計画への疑問や不安、親族間の問題など、「地元の人が相手じゃ言えない。ここだけの話で…」という話題が多かったようだ。以前に比べて震災ゆえの話題や困りごとから、より日常に近い親族、ご近所同士の人間関係にまつわる話題が多く感じた。地元の人には言えないグチを聴く“よそ者”の役割も、今の時期こそ必要では。
一方で「良くも悪くも、こういう催しのメンバーが固定されてきている。こういう場に来れない人で、大変な人もたくさんいる」という現地の方の声も。
吉祥寺ご住職の「“相談会”という名称では、周りの目を気にして足を運びづらい方もいるのでは。楽しそうなプログラムとの組み合わせも考慮しつつ、深刻な相談事を抱えた方への対応を」との指摘には、一同も頷く。

以前は午前と午後、2~3時間程度で会場を代えるパターンの際には、話し込み始めると時間不足との感もあり、今回は1カ所で10~15時までとした。しかし実際はお昼時に帰宅する人が多数。以前のように午前と午後で会場を変えるのも一案か。

その後、「ゆーせつ花」で供花を購入、鵜住居防災センター跡地の慰霊施設で献花・読経し帰路に就く。

1901137_583771545048199_652123784_n1781865_583771435048210_1271599814_n

吉祥寺様・龍泉寺様ではそれぞれ、詳細は未定ながら3月11日に追悼法要を予定。
法要のお手伝いを大がかりな募集するものではないものの、当日の随喜・参列を歓迎とのこと。

2013 12/4

11月27・28日に、「三陸復興支援バスツアー」が行われました。
これまでの「ボランティアバス」としての企画から若干趣向を変えて、ささやかな経済復興と観光の要素も加えつつ、「三陸のいま」を見つめる二日間でした。
各種法要や直前の葬儀などで当初の予定より少なめの参加者ではありましたが、会員のお子さんも含む12名での一行となりました。

大槌町・江岸寺さまでは、あらためて多くの震災犠牲者に追悼の誠を捧げ、大館工藝社・三ツ倉さんご持参の「大館曲げわっぱ」の香合を奉納、また当会企画のチャリティTシャツの販売元となっている三陸中央印刷・臼澤社長さんたっての申し出で、同Tシャツの収益から20万円をお寺の再建資金に加えていただくよう贈呈式が行われました。あいにくご住職の良寛師は不在でしたが、知明師が震災直後の悲惨な状況、お寺を取り巻く厳しい近況についてのお話を聴かせていただきました。

続いて山田町織笠の龍泉寺さまへ。
こちらも震災直後は遺体の仮安置所や支援活動の拠点として、ご住職や御寺族皆さまがたいへんなご苦労をなさったお寺です。
こちらでも「大館曲げわっぱ」の香合を奉納、震災で亡くなった多くの方々へのご供養の気持ちを手向け、当時の逸話や近況などを伺いました。

今回の宿泊は9月に新装オープンとなった「三陸花ホテルはまぎく」(旧・浪板観光ホテル)、三陸の海を眺めながらの大浴場と海の幸がふんだんな夕食を満喫、夕食時には龍泉寺様もご一緒していただき、更に現地のお話や様々な話題で和やかに過ごしました。

その後、吉里吉里のカフェバー「APE」へ。
震災の年の10月に廃材を集めてのオープン以来、若者達の復興にかけた思いや大槌町の将来に向けて語り、憩いの場となってきましたが、土地造成による移転を余儀なくされたため、11月末で一時閉店とのこと、その前にぜひ!ということでおじゃましました。
帰り間際にはなんと、ノリシゲさんの生歌で『歩きましょう』を間近で聴かせていただくというビッグなプレゼントも!
こちらもご参照ください。 cafe&bar Ape :http://ape-kirikiri.com/index.html
APE最後の一日:http://www.youtube.com/watch?v=Kutjp4hXTqI

二日目は国道45号線を北上、宮古市へ。
浄土ヶ浜や田老のスーパー防潮堤の跡を見学し、いま何かとホットな久慈市へ。
久慈といえば『あまちゃん』、放送が終了して2ヶ月経った平日ながら、未だ観光客が大勢、北リアス線の久慈駅は大賑わい。
道の駅くじで昼食後、ロケ地の中心となった小袖海岸へ。
海辺に続く坂道の風景や切り立った岩場など、まさにドラマで「見たことある!」っていいたくなる景色が続きます。あいにくの雨模様、肌寒い天候の中、プレハブ内で提供する「まめぶ汁」に舌鼓を打つ参加者も。

更には、道中思いがけず発見した「三船久蔵記念館」へ。
「柔道の神様」といわれた三船十段。こんな方です。http://www.kuukinage.com/index.html

帰路につき午後7時には無事到着。意義ある二日間となりました。

::::::::以下・案内文:::::::

当会としては、久しぶりの三陸方面での企画となる、「三陸復興支援バスツアー」を計画しました。震災で亡くなられた方々への慰霊と僅かながらの経済復興をお手伝いすることを意図して、下記の通りの日程としました。

これまで行ってきた“ボランティアバス”とは若干おもむきを変えて、観光の要素も多分に盛り込んだ内容です。震災後、まだ三陸方面へ訪れていないという方も、またボランティア等で何度も現地に足を運ばれた方も、「三陸のいま」を感じてみませんか。

日 時: 11月 27~ 28 日(水・木) 27日午前7時出発
集合場所:虹のホールたかのす(北秋田市栄字中綱1番地)
行き先:大槌町・山田町~久慈市(『あまちゃん』ロケ地含)

参加費:お一人20,000円
※バス代、宿泊代、1日目昼・夕食・2日目朝食、拝観料、入館料、旅行保険料

131127

« Previous Entries Next Entries »