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平成26年7月21日、岩手県大槌町 で映画「1000 年後の未来へ」の上映会が開催され当会からも8名が参加しました。120余名もの来場者があり、上映後は監督の都鳥伸也氏と兄で撮影に携わった拓也氏、元大槌町保健師の鈴木るり子氏、碇川豊大槌町町長の対談も行われました。
DSC_2783ドリンクコーナーの設置、飲物・ポップコーンの提供等上映会に協力してきました。
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映画では、東京に住む保健師の菊地頌子さんが被災地を巡って、震災当時の様子を保健師達の証言から記録していく活動を追いながら、保健師とは何か、そしてその活動から見えてくるこれからの在り方を模索していくというドキュメンタリーでした。
また対談では、映画撮影までの経緯や上映への想い、顕在化していた住民の不安の潜在化に対する懸念が語られ、これからは人間の復興、生業(なりわい)の再生が不可欠であるとの意見も出ました。上映会を終えての意見交換では、皆これからも継続した活動をしていきたいとの思いで一致しました。

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この度、下記の通り映画の上映会が大槌町で行われます。ビハーラ秋田も協力団体として参加します。当日はドリンクコーナーにて「お茶っこ」の提供を行います。

以下facebookページより転載

岩手・宮城・福島の被災地で奮闘した保健師たちの活動と証言を追ったドキュメンタリー映画の上映会を、ロケ地でもあり映画の中でフューチャーされた鈴木るり子氏(元・大槌町保健師)の地元でもある大槌町で行います。

上映後、鈴木氏と都鳥伸也監督との対談もあります。

作品の詳細はこちらから http://311hokenshi.main.jp/

日時:平成26年7月21日(月・祝)
午後1:00開場/1:30開演
会場:大槌町中央公民館 大会議室

1:30 開演・主催者あいさつ、大槌町長あいさつ
1:40 「1000年後の未来へ」上映(98分)
3:20 休憩
3:30 鈴木るり子氏(元大槌町保健師)・都鳥伸也監督との対談
4:00 終了

主催/1000年後の未来へ@大槌 実行委員会 (実行委員長:東梅 守)
後援/大槌町・大槌町社会福祉協議会・大槌町商工会・大槌婦人連合会・大槌老人クラブ連合会・一般社団法人釜石医師会
協力/新生大槌・秋田県曹洞宗青年会・ビハーラ秋田
お問い合わせ/大槌町社会福祉協議会 TEL 0193-41-1511(担当:川端)

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2月2日(日)大槌町吉里吉里の吉祥寺様を会場に「いのちの総合相談会」(主催:NPO法人蜘蛛の糸)の協力団体として参加してまいりました。
蜘蛛の糸理事長の佐藤久男氏はじめ、秋田・青森から参加した精神保健ボランティアなど14名、そのうち当会からは若干少なめで3名、家庭の事情などで急遽不参加となった会員もおりましたが、久しぶりの三陸方面での復興支援活動です。

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この日はあいにくの冷たい雨ながら、早めにポツポツと顔なじみの来場者が。「お元気でしたか」「以前より若々しくなって」といった言葉を交わしながら予定時刻の10時に。最初に、花巻の音楽療法師グループによる歌とストレッチなどのプログラムで、気分をほぐすひととき。引き続きコーヒーとお茶、「白神まいたけキッシュ」(近年の藤里町イチオシの特産品!)など秋田から持参のお茶請け・お菓子などを囲みながら、徐々に“相談会”モードに。概ね和気あいあいとした語らいの中にも、じっくりと話し込む様子も見受けられた。別室で対応を希望される方も数名あり。

正午におおよその来場者がいったん帰宅、午後の来場者はまばらの中、釜石市鵜住居で仮設店舗で花屋を開いた「ゆーせつ花」の田中さんも来場。多くの住民が津波の犠牲となった店舗そばにある「鵜住居防災センター」は、最近まで保存か解体かで住民の意見が分かれたことでも知られる(最近、解体工事が終了)。震災で母を亡くした田中さんを交えて、同センターや遺族感情、また花屋の運営などについて聴く。

近所の「マリンマザーズ吉里吉里」運営の仮設食堂で昼食時に、偶然にも山田町の龍泉寺ご住職と遭遇、以前にも同様の相談会を開催したご縁もあり、会場にて他のスタッフと対面、復興に向けた現状や今後の支援についての意見交換。

終了時刻の午後3時頃、この日は檀務で多忙だった吉祥寺ご住職も会場へ。来場者の反応や話題など、今日の振り返り。仮設住宅内での不便さや人間関係について、復興計画への疑問や不安、親族間の問題など、「地元の人が相手じゃ言えない。ここだけの話で…」という話題が多かったようだ。以前に比べて震災ゆえの話題や困りごとから、より日常に近い親族、ご近所同士の人間関係にまつわる話題が多く感じた。地元の人には言えないグチを聴く“よそ者”の役割も、今の時期こそ必要では。
一方で「良くも悪くも、こういう催しのメンバーが固定されてきている。こういう場に来れない人で、大変な人もたくさんいる」という現地の方の声も。
吉祥寺ご住職の「“相談会”という名称では、周りの目を気にして足を運びづらい方もいるのでは。楽しそうなプログラムとの組み合わせも考慮しつつ、深刻な相談事を抱えた方への対応を」との指摘には、一同も頷く。

以前は午前と午後、2~3時間程度で会場を代えるパターンの際には、話し込み始めると時間不足との感もあり、今回は1カ所で10~15時までとした。しかし実際はお昼時に帰宅する人が多数。以前のように午前と午後で会場を変えるのも一案か。

その後、「ゆーせつ花」で供花を購入、鵜住居防災センター跡地の慰霊施設で献花・読経し帰路に就く。

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吉祥寺様・龍泉寺様ではそれぞれ、詳細は未定ながら3月11日に追悼法要を予定。
法要のお手伝いを大がかりな募集するものではないものの、当日の随喜・参列を歓迎とのこと。

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