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ビハーラとは
休養の場所、気晴らしをすること、僧院または寺院(漢訳対照梵和大事典)
- 病人に供給す。
- 病のために医薬の具を求む。
- 病者のために看病人を求む。
- 病者のために法を説く。
- 余の比丘のために法を説く。
- 法を説いて教化す。
- 大徳のものに供養し、恭敬するために。
- 聖衆に供給するために。
- 深経を読誦するがために。
- 他に教えて深経を読ましむ。(十住毘婆沙論 巻第十六)
「ビハーラ」とは、インドの言葉(サンスクリット語)で「休息・安らぎ(の場所)」「僧院・寺院」を意味します。その昔悲田院(ひでんいん)・施薬院(せやくいん)ともいわれ、お寺は病院や老人ホームの役割を果たし、地域の医療や福祉の拠点でもありました。仏教の立場から医療や福祉を考える活動・施設・団体としてこの言葉が用いられ、全国的に拡がりつつあります。
宗教者、医療・福祉関係者等、及びそれらに関心のある方々を会員とし、みんなで「いのち」を考えようと秋田の地にも「ビハーラ」が平成4年に発足し、秋田県北部を活動の拠点として、宗教・宗派の枠を超えた活動を続けております。
これまで行ったセミナーのテーマは多岐に渡りますが、それらは個々の問題ではなく、密接な関係をもっています。それは、私たちを取り巻く「いのち」の問題が大変複雑になっている証でもあります。それらの問題と向き合い、安らぎある明日の社会のために、地域の皆さんと共にこれからも「いのち」を見つめ、「生きる」とは何かを考えていきたいと思います。
皆さんのご参加を心よりお待ちしています。